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シグナスXの快適カスタム (駆動系編その8)

(その7からの続き)

(その6からの続き) 本日、ウエイトローラーの交換をしました。暑い夏が過ぎるのを待って、ようやく交換することができました。もう既に8月...

昨年末に2ヶ月ぶりにウエイトローラーを交換しました。日に日にトルク感が薄れてきていたので、「またウエイトローラーが削れてきて、全体の重さが軽くなってきているのだろう」と思っていました。

そして、いつもどおり交換作業をして、びっくりしました。出てきたウエイトローラーは4つしかありませんでした。2つは完全に金属部分も含めて粉状になっていました。

以下のようにウエイトローラーを入れるところも削れていました。高かったエクストリームローズ(星野設計製ハイスピードプーリー)が台無しです。

表側も粉状になったプラスチックが黒くこびりついていました。最初は、以下の写真の状態よりも3倍の範囲でこびりついていました。一生懸命キレイにしようとしたのですが、結局全部をキレイにできずに諦めました。

ランププレート側も削れていました。こちらも星野設計製です。

ある程度キレイにしてから新しいウエイトローラーを組み込みました。

今回は以前から試そうと思っていた「7g+10gの3g差」をようやくセットしました。

感想ですが、出だしは「まずまずかな」と思いました。いつも気にしている「アクセルを回したときに回転数が上がってから動き出すラグ」はありませんでした。鈍いながらもアクセルを回すと動き出します。本当はアクセルを回したときに、慌ててブレーキを掛けるぐらいの勢いが欲しいところです。

走り出してからは、一気に7500回転まで駆け上がり、すぐに6000回転まで下がります。ここからアクセルをひねり続けると、ジワジワと時間(10秒ぐらい)をかけて9000回転ぐらいまで上がっていきます。少し加速の谷があるなと感じました。

ちなみに 6000回転 をキープして走り続けると、だいたい時速55kmで走行する感じです。

加速の谷がある点で、全体的な感想としては「いまいちかも」でした。減速して再加速したときに、再びトルクがある状態に戻るのに時間が掛かるので若干イライラします。急いでいるときには、特にそう感じると思います。他の設定に変える気力がないので、次の交換まではこれで我慢しようかと思います。

今回2g差から3g差に変更して感じたことは 、「ウエイトローラーの重さの差を広げていくと、加速の谷の時間が長くなっていくのではないか」と思いました。重さに差がないときは、リニアに加速していました。重さに差をつけだすと、減速して再加速するときに、谷が発生する場合もありますが、後半の急激なトルク感の上昇(力強い加速)も楽しめます。セッティングによって一長一短ですが、こらからも色々と試していこうと思いました。

次回は、重りの差を広げる実験か、総合重量を軽くしていく実験を考えています。

(その9へ続く)

(その8からの続き) 前回(その8)の続きからでいくと、ウエイトローラーの重りの差を広げる実験か、総合重量を軽く...
5ch:

View Comments (4)

  • あの、いきなりすいません。台湾5期のシグナスに乗っている者ですが、ウエイトローラーの異常摩耗はスライドピースの摩耗から来ているかもしれません。スライドピースの摩耗は目視では確認しずらいです。画像のプーリーのローラガイド外側に打痕が見られます。それはスライドピースの遊びが大きくなり、ランププレートが接触してその様になるのです。高精度加工ランププレートの加工面端(段々になっている部分)も、ずれる事により、ウエイトローラーの摩耗を早めていると考えます。一度スライドピースを新品に交換し面取りされては如何でしょうか?

    • > つかさん

      5chと申します。
      アドバイスありがとうございます。
      私の知らないことで大変勉強になります。

      「スライドピースの面取り?」
      最初は意味が解らなかったのですが、
      以下を発見して、ある程度理解できました。
      https://plaza.rakuten.co.jp/iianbaide/diary/201304140000/
      スライドピースの面取りは、純正以外のプーリーに変更したときには定番の処置かと感じました。
      思い返してみれば、純正のプーリーを使用していたときは、磨耗の速度が遅かったです。
      プーリーを変えてから、すぐに磨耗するようになったと今思います。
      最近は、社外品のウエイトローラーを使用しているから
      磨耗が早いと思いこんでいました。

      今度、時間を見つけて是非採用したいと思います。
      磨耗速度が遅くなれば嬉しいです。
      しかし、ローラーガイド?(溝)が削れてしまったから、あまり期待もできませんが、試してみます。

  • 私は国内シグナス(44Jインジェクション)に乗っていますが
    星野設計プーリー プレート共に7×3 10×3 セッティングで走っています。

    8×3と11×3も試しましたが7-10の方が加速はよく感じましたね。
    シムを3mm近く入れてるので平坦みちでもレブに当たります。(最高速88ー94)
    峠をよく走るので最高速は捨てています。

    今度は6-9で試そうと思ってます。

    加速と最高速の両立を考えていくと金がすぐ無くなってしまうので、加速方向で割り切りましたw

    ちなみに最高速のセッティングは
    プーリー名は忘れたのですが、ドクタープーリー9gで下り坂120キロでしたね。(ワッシャー1,25)

    同じ7-10セッティングでもワッシャー0.5ミリで全然変わってくるので中々考えさせてくれます。

    ただ同じワッシャーの量でもドクタープーリーを入れるとベルトが沈んじゃうんですよね。
    形状のせいなのでしょうか....

    星野設計にドクタープーリーもやってみたい気もしますが..

    • > いかさん

      5chと申します。
      コメントありがとうございます。
      どのコメントも大変興味深い内容で感謝です。

      通勤で市街地を走るので、私も加速重視のセッティングの方を追及しています。
      いかさんは、8-11の組み合わせより7-10の組わせの方がよいということですね。
      私との違いは、シムワッシャを多く入れていることのようです。
      私も昔はシムワッシャを3枚ほど入れていたのですが、エクストリームローズを導入するときに、エクストリームローズにはシムは無い方が、星野さん自体が推奨しているとの書き込みを見て、とりあえずノーマル状態が1枚だったと思われるので1枚にしています。
      確かにセッティングって難しいですね。
      エクストリームローズにドクタープーリーって、気になりますよね。私の場合は、ウエイトローラーが片減りばかりするので、ドクタープーリーの形状なら方減りしにくいのかもという単純な理由ですけどw。

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