③クランクケースを外す
クランクケースを外すには、まずクランクケースカバーを外さないといけません。以下の2箇所のボルトを外してください。
外したボルトは、こちらです。ボルトの部品番号は4DM-E5481-00です。個数は2個です。
カバーを外す前には、先にホースを抜いておく必要があります。
ホースを外しました。それから、カバーを外します。
カバーは引っぱれば外れます。
カバーが外れました。
いよいよ、クランクケースを外していきます。クランクケースを外すには、以下の10箇所のボルトを外す必要があります。
使用する工具はこちらです。マルチエボに、インパクトドライバーのアタッチメントを取り付けます。その先には、ソケットを挿せるようにするためのビットを取り付けます。
そして、拡張バーとその先には10mmのソケットを挿して準備完了です。拡張バーを使用する理由は、何本か奥まった箇所にボルトがあるからです。
ここで、本工程で使用するソケットのサイズを述べておきます。10mm、17mm、19mmです。
10mmはクランクケースのボルトの締め外し、17mmはプーリーナットの締め外し、19mmはクラッチナットの締め外しで使用します。
写真では、もう1つ14mmのソケットも写っています。これは、ウインドシールドの取り外しに使用します(夏は暑いので毎年取り外しています。)私は、ソケットレンチセットから都度取り出して使用していたのですが、毎回使用するサイズはこの4種類と拡張バーだけなので、新たに購入してビニールケースに入れています。毎回、ソケットレンチセットを開けなくてよいので、便利になりました。
それでは、下記のような感じで、どんどん外していきます。電動工具は、大変効率がよいです。
外したボルトは、こちらです。1つの部品に見えますが、YAHAMAのパーツカタログを見れば、3つのパーツから構成されているようです。各部品番号は以下です。個数は10個です。
ボルト :5ML-E5481-00
ブッシュ:5ML-E5422-00
ワッシャ:5ML-E5158-00
ボルトが外れました。あとは、クランクケースを手前に引くとケースが外れます。
しかし、稀に外れないときがあります。
ここで余談となりますが、私の場合、これまでに4回自分でウエイトローラーを交換したのですが、1,2回目はなんの苦労もなく外れていたのですが、3回目にクランクケースが外れない事態に陥りました。そんなときには、下記のようなゴム製のハンマーで叩くとは外れやすくなります。このことは知っていたのですが、いつも簡単に外れるので、ケチって用意していませんでした(100円なのに)。最後は、足で蹴っていたのですが結局拉致があかなかったので、クランクケースを2箇所だけ仮止めして、行きつけのバイク屋に行って、外してもらいました。きっとゴムハンマーで叩くのだろうなと思っていたのですが、ハンマーは無く、さらに強引に腕の力でグリグリしながら外していました。原因となった、2箇所のピンところに滑りをよくするものを塗ってもらいました。次回の事態に備えて、ハンマーを速攻で買いました。まだ、活用していません。
ケースが外れました。
外したケースです。外れない原因となる合わせピンが2箇所あります。ガスケット呼ばれる、ケースの淵に緩衝材となる黒いゴムあります。ガスケットが外れた場合は、きちんとケース側に付けてください。
(次に続く)
(最初から)