シグナスXのウエイトローラーの交換手順を少し詳細に書いてみたいと思います。
ウエイトローラー交換に関する各ホームページやブログ、または書籍の手順を見てみると各工程に写真が1枚載っているだけで、さらりと説明されている場合が多いです。ですので、私が実際に取り組んでみて気付いたことや思ったことを書きたいと思います。対象者は初心者の方で、作業のモットーとして「適切な専用工具を使用して、いかに楽に安心して作業する」こととしています。よく「専用工具なんてなくても大丈夫。これで代用できます。」とか「ここは、力技で何とかなります。」みたいな紹介をみますが、初心者が一人で取り組んで、なんとかならなかったら大変焦ります。戻す工具を持ってないのに、バラしてしまった場合に、大変困ることになります。「しょうがない。バイク屋に持って行こうか。」と思っても、元に戻さないと乗っていくこともできません。そうならないために、しっかり事前準備をしてください。
使用する工具は、その都度、説明を入れていきます。
対象スクーターは、シグナスX国内3型です。
主な工程は、下記となります。
①エアーダクトカバーを外す
②キックペダルを外す
③クランクケースを外す
④プーリーユニットを外す
⑤ウエイトローラーを交換する
⑥プーリーユニットを付ける
⑦クラッチユニットを外す
⑧クラッチユニットを付ける
⑨プーリーナットを締める
⑩クラッチナットを締める
⑪エンジンを掛けて確認する
⑫クランクケースを付ける
⑬キックペダルを付ける
⑭エアーダクトカバーを付ける
知っている人が見たら、なんてことのない工程だと思いますが、⑦⑧あたりが、私のようなヘタレの方にも、役立つ記事ではないかと思います。
具体的な内容は、次回の記事から紹介することにして、今回は作業環境の紹介をしたいと思います。といっても、どうでもいいような内容です。
私の場合、作業する場合に、バイクの横にブルーシートを敷きます。自宅のガレージとはいえ、地べたに直接座るのは抵抗がありましたので、敷くようにしています。最初は律儀に靴を脱いで一人ピクニック状態でしたが、移動する際に、いちいち脱いだり履いたりするのが面倒になり、今は靴を履いたまま座っています。靴底がそんなに汚れていなければ、シートもそんなに汚れません。汚れても100円ショップで買い直せばよいので重宝してします。
そして、軍手は必ず用意しましょう。作業中エンジンさえ掛けなければ危険な工程は無いですが、手が汚れる防止にもなります。青系の色が好きなので、紺色の軍手を購入しましたが、ブログの写真を撮るとことを考慮していれば、赤色や黄色の軍手の方がよかったと感じました。後で写真でてきますが、紺色は写真では見にくいです。
そして、こんなものまで用意してみました。殺虫ラケットです。7~9月は、蚊が飛んでいます。あちこち刺されます。用意はしてみたものの、これで退治できたことはありませんでした。ガレージで振り回しているところを、通り掛かりの人に見られて恥ずかしい思いをしました。他の防虫グッズを用意した方がよいと感じました。
それでは、次の記事から作業手順を紹介していきます。
(次に続く)