シグナスX センタースプリング&クラッチスプリング詳細交換手順(その5)

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⑥クラッチスプリングを付ける

クラッチシューの清掃が終われば、クラッチスプリングを取り付けていきます。

クラッチスプリングの取り外し

クラッチスプリングの片方のフックをクラッチシューの溝に引っ掛けます。専用工具でクラッチスプリングを伸ばしながら、他方のフックを溝に引っ掛けます。

クラッチスプリングの取り外し

工具を外すと、以下のように、辛うじてフックが引っかかった状態です。

クラッチスプリング

これではいけないので、ゴムハンマー等で叩いて押し込みます。

クラッチスプリング

ゴムハンマーは、以下のような細いものの方が叩きやすいです。

ゴムハンマー

クラッチスプリングを3箇所取り付ければ終了です。

クラッチスプリング

⑦Eリングを付ける

クラッチスプリングの取り付けが終われば、カバーを取り付けてEリングをはめていきます。

Eリングの取り外し

Eリングの取り外しのところでも書きましたが、取り付けに関しても、「ラジオペンチ」を使う人と「マイナスドライバー」を使う人がいました。両方を試した結果、個人的には、取り付けはマイナスドライバーを使った方がやりやすかったです。

以下のようにラジオペンチでもできないことはなかったですが、ペンチを摘まんだときにEリングがピョンと飛んでいきやすかったです。

Eリングの取り付け

故に、取り付け時はマイナスドライバーの方を推奨します。

以下のような感じで、Eリングを少しずつ押し込んではめます。

Eリングの取り付け

コツとしては、以下のようなポジションでマイナスドライバーの先端をカバーの平面に密着させるとEリングを安定して押しやすかったです。しかし、Eリングとの接地範囲が少ないため、油断するとツルンとEリングの外周にドライバーが回りこんでしまいます。

Eリングの取り付け

そこで、もっとEリングとの接地範囲を広げられるものをないかと探していたら、ホームセンターで以下のようなものを見つけました。

ワイドなマイナスドライバー

先端がものすごく広いマイナスドライバーです。水栓回りのメンテナンスで使用するようですが、どこで使うか不明です。これを活用すると、とても安定して取り付けができます。

Eリングの取り付け

以下のような感じで手を添えれば、大変はめやすかったです。

Eリングの取り付け

ここで、余談を述べたいと思います。初めてEリングを取り付けようとしたとき、支柱とカバーの隙間に全く入っていかない事態になりました。馴染みのバイク屋さんに持っていって相談したところ、入っていかない場合は強引にでも隙間を広げてあげるしかないと言っていました。そして、バイク屋さんが取った対処は、以下のように支柱の周囲のカバーをゴンゴンと叩いておりました。

Eリングの取り付け

もっとピンポイントにカバーを凹ますために、以下のように支柱よりも少し大きいソケットレンチのソケットをあてがって、ゴンゴンと叩いておりました。すると、見事にEリングが入っていくようになりました。

Eリングの取り付け

(次に続く)

⑧センタースプリングを縮めて付ける Eリングの取り付けが終われば、センタースプリングを縮めて、クラッチアッセンの状態に戻していきます。 ...

(最初から)

以前、「ウエイトローラーの詳細交換手順」を紹介しましたが、クラッチ側のスプリングの交換方法を習得したので詳細に紹介したいと思います。 ...
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