②センタースプリングを緩めて外す
46mmナットが取れたら、せっせとハンドル部分を回して緩めていきます。
半分ぐらい緩めました。あと半分です。
ここの工程は、大概みなさん、両足の踵(かかと)でクラッチアッセンを踏みながら46mmナットを外して対処していますね。そして、逆工程のセンタースプリングを縮めて46mmナットをはめるときが凄く大変そうです。私は、楽に安全に作業することをモットーとしていますので、クラッチコンプレッサーを買いました。
さて、緩め終わりました。少しバネを縮めこませながら、取り外していきます。
取り外せました。
左が、46mmナットですね。
真ん中が、センタースプリングとトルクカムとドリブンフェイスの一式です。
右が、クラッチシューの一式です
センタースプリングの交換だけでしたら、ここでセンタースプリングを交換して、戻しの工程⑧に進みます。
③Eリングを外す
クラッチスプリングを交換するには、クラッチシューからEリングをと呼ばれる留め具を外してカバーを取る必要があります。
素人の私には、Eリングの取り外し/取り付けは苦労しました。ネットで見ると、取り外し/取り付けには、「ラジオペンチ」を使う人と「マイナスドライバー」を使う人がいました。両方を試した結果、個人的には、取り外しには、ラジオペンチを使った方がやりやすかったです。マイナスドライバーの場合は、彫刻刀を使うような感じでリングを押し外すので、外れたときにピョンと飛んでいって無くす可能性があります。
故に、ラジオペンチの方がよいと感じました。ラジオペンチに関していえば、なるべく先が尖っていて細いものがよいです。Eリングの窪んだ隙間にペンチの先を入れこんで、Eリングを摘まむ必要があるからです。手持ちのラジオペンチの先端があまり細くなく、取り外しには少し苦労しました。後日、ホームセンターにいくとFUJIYAという工具メーカーのラジオペンチの中に、先端の細いものを発見したので、お奨めかと思います。
それでは、取り外し方法を紹介します。
下記のような感じでEリングがはまっています。
もし、Eリングがユルユルで回るようであれば、下記のように位置にセットすると取り外しやすくなります。
ラジオペンチの先を「Eリングにある隙間」と「クラッチシューのカバーの縁」で挟みます。
ラジオペンチをゆっくりと摘まむと外れます。このとき、勢いよく摘まむとマイナスドライバー同様、Eリングが飛んでいって無くしやすいです。
Eリングが安全に外れました。
残り2箇所も同じ要領で外します。
Eリングが全て外れました。
クラッチシューのカバーを外します。
分解できました。
(次に続く)
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