シグナスXの快適カスタム (駆動系編その3)

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(その2からの続き)

(その1からの続き) 自分でウエイトローラーの交換をできるようになることを決意し、書籍やネットの情報を元に、道具を購入して、で...

久しぶりに、改めて駆動系を見直すことにしました。

前回までの試行錯誤で感じていたことは、スピードが出てからの再加速は、星野設計のプーリー(商品名:エクストリームローズ)とランププレートのお陰か、ウエイトローラーに重さの差をつけると、如何なる重さであって、再加速時にグワーーン、グワーン、グワンと2次曲線的に加速が速くなり満足していました。

しかし、気に入らなかったのが、アクセルをひねったときの出だしにラグがあり、スタートダッシュでポンと前に出られないのが、もどかしく感じていました。

ウエイトローラーの調整だけでは、この問題は解決できないと悟り、やはりクラッチ側の調整が必要と思うようになりました。しかし、クラッチ側の改造の定番であるセンタースプリングとクラッチスプリングの交換作業を習得できていなかったので、練習用にクラッチアッセン(クラッチのユニット)と必要工具を購入して交換できるように勉強しました。

以下に交換方法をまとめましたので、参考になれば幸いです。

以前、「ウエイトローラーの詳細交換手順」を紹介しましたが、クラッチ側のスプリングの交換方法を習得したので詳細に紹介したいと思います。 ...

交換方法を習得しましたが、そもそも、センタースプリングやクラッチスプリングを固くすればよいのか、柔らかくすればよいのか、はっきり解っていませんでした。

昔のエピソードとなるのですが、国内2型のシグナスXに乗っていた頃に、ネットでスプリングの社外品を検索すれば、強化スプリングと称して、固くするものばかり販売しているので、とにかく固くすれば、加速やスタートダッシュが速くなると思っていました。

そして、センタースプリング10%アップと強化クラッチスプリングというのを購入して、お世話になっているバイク屋さんで工賃を払って取り付けてもらいました。結果、加速もそれなりよくなりましたが、アクセルを戻したときに、強いエンブレ(強制減速)が掛かるようになり、アクセルを少しでも緩めると前に進まないという非常に乗りにくいバイクになったことがあります。「元の状態に戻してください。」とお願いすると工賃も掛かるし、そして笑われると思ったので、そのまま我慢して、数年乗り続けるはめになりました。

といったわけで、改めて各部品をどう変えたら(重くする、軽くする、固くする、弱くする等)、加速がよくなるのか、最高速がよくなるのか、はっきり知りたいと検索していたら、以下に非常に短的にまとめているサイトを見つけましたので、紹介しておきます。

【スクーター】 駆動系改造パーツの機能/性能のまとめ

上記の情報と、その他ネットの情報により、調整のモットーを以下としました。

・高価となる社外パーツは使用しない。(純正パーツの方が耐久性もよい。)
・安価となるスプリング部品の交換で調整を行う。

結局、定番であるセンタースプリングとクラッチスプリングの交換で対応するということです。

センタースプリングの見直し

ネットの情報をみると、固くすればアクセルを戻したときにバネが速く縮むことなり、ギアで言えば低速ギアに速く戻すことになり、再加速がよくなるように書いていました。しかし、10%アップは強すぎで、3%アップぐらいがちょうどよいと書いていました。3%アップ品を購入しました。

センタースプリング

クラッチスプリングの見直し

ウエイトローラーをいろいろ変えても、スタートダッシュのラグが一向に無くならないので、自分なりに考えていたことがありました。タイヤが回りだすには、クラッチシューが広がってアウターと接地しないといけないので、速く接地させるには、クラッチスプリングのバネを弱くして低回転時に接地させるのが正解ではないかと思い始めていました。そんな中、強化スプリングの商品は売っていますが、弱くする商品はみかけないので、どうしようかを思っていたところ、下記の記事を見つけました。

CUXI100 ツーリング報告&近況

JOG系のクラッチスプリングを使えば、シグナスXにとっては、弱いクラッチスプリングなるようです。私も、これを購入しました。

クラッチスプリング

ウエイトローラーの見直し

上記、2つのクラッチ側のスプリングを見直すにあたって、ウエイトローラーの重さを見直すことにしました。星野設計のプーリーは重さの違うウエイトローラーを使用するのが推奨なのですが、クラッチ側のセッティングを変えてしまったので、何gと何gをセットすればよいか検討が付きませんでした。そこで、標準に戻すことにしました。純正プーリーを使用していたころは、9g×6個で乗っていましたので、これを採用しました。

組み込み後の感想

上記の見直し案を組み込んでの感想ですが、確かによくなったと感じました。スピードを落としてからの再加速もキビキビ感が増した感じがします。3%アップが効いているのかもしれません。

そして、スタートダッシュも劇的とはいいませんが、ラグが少し減りました。これも、クラッチスプリングが弱くなった効果と思われます。おそらくウエイトローラーをここから軽くしていけば、さらにラグが減るのではないかと思います。

面白かったのが、ウエイトローラーの重さを6個とも同じにした影響を感じました。加速の仕方が、非常にリニアになりました。一定の感じで加速がしていきます。重さに差をつけていたときは、スピードが出てくるほど、後半の加速が速くなっていましたので逆に新鮮でした。

このセッティングにしてから1ヶ月以上乗っています。早くウエイトローラーを軽くする実験をしたいのですが、寒いので整備する気が失せています。もう少し暖かくなったら、トライしてみようと思っています。

(その4に続く)

(その3からの続き) もう少し暖かくなったら、ウエイトローラーの交換をしようと思っていたのですが、そうも言ってられなくなりまし...
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