シグナスXの快適カスタム (フラットシート編)

スポンサーリンク

快適カスタムの中で、一番気に入っているのがフラットシートです。

シグナスXのシートの窮屈さは有名です。同僚がアドレスV125に乗っているので、試乗させてもらったのですが、車体の小さいアドレスV125の方が足を伸ばせるので、それほど窮屈ということです。

「この狭さ、なんとか解決できないかなぁ。」とフラットシートで検索してみると、ワイズギアからフラットシートを販売していました。しかし、それは2型専用です。私のシグナスXは3型なので使用できません。お値段も相当します。しかも、只でさえ悪い足つきが4cmもアップして、さらに悪くなります。

さらに検索をすると、イーチオートパーツというバイク屋さんが、台湾で改造作成されたフラットシートを、輸入して販売していました。これが、なかなかよかったのですが、昔の記事で一向に再販する兆しがありませんでした。(2017年6月現在、再販してました。)

このイーチオートパーツさんが輸入販売していたフラットシートを気に入った点が1つあります。バイクのシートには、シートベースと呼ばれるプラスチック樹脂で形成された土台があります。そのシートベースのタンデム着座部にある「こぶ」が存在するために、純正のシートでは、メイン着座部とタンデム着座部の間に段差ができて、物理的にお尻を後ろに移動できません。そこで、イーチオートパーツさんの輸入フラットシートは、この「こぶ」をカットして段差をなくした加工がされていました。これにより、任意の位置に自由に座れます。この点を気に入っていました。

当時、イーチオートパーツさんが全然、輸入再販する気配がなかったので、とうとうバイクシート加工屋さんを検討することにしました。どの店もオリジナルシートへの張り替えをしてくれるのですが、シートベースの「こぶ」取り加工まではしてくれませんでした。そんな中、シートベースの「こぶ」を除去してくれる業者さんを見つけ、対応して頂きました。東京都葛飾区の「リペアーファクトリーUMEZAWA」という業者さんでした。本業はソファーなど椅子の張り替え屋さんのようで、副業的な感じでバイクシートの張り替えもされていました。しかも、店主さん自身シグナスXに乗っておられ、フラットシート加工されていました。加工したシート例は以下です。

リペアファクトリー バイクシート張替え例画像

質問にも丁寧に答えてくださり、安心して注文することができました。受注注文となり加工賃が発生するため、お値段もそこそこしましたが納得の仕上がりでした。

料金は、ざっくり述べますと、以下となっていました。
 ○メイン着座部に低反発マットなし 2万円前後
 ○メイン着座部に低反発マットあり 3万円前後
予算は2万円でしたので、かなり悩みましたが、低反発マットありを選択しました。

店主さん曰く、これまでのユーザーさんの意見を聞くと、効果ありと感じる人と効果なしと感じる人は同じぐらいとのことでした。店主さんは効果ありの方でしたので、それを信じて「あり」の方を選択しました。

相談させていただいたときに言われたことがあるのですが、「こぶ」を除去しないと確実にお尻に「こぶ」が当たるということでした。この件は、私も身に覚えがあって、タンデム部分の「あんこ」を減らして、メイン部分に盛って、見かけだけフラットになったシートに座ったことがあるのですが、メイン部分から少し後ろに移動させただけで「こぶ」にお尻が当たってがっかりしたことがあります。

これに似たフラットシートを、弾丸工房さんというバイクパーツ屋さんが、加工販売しているのをネット見つけ、質問してみましたが、やはり「こぶ」にお尻が干渉するようです。

さて、話が大分それましたが、届いたフラットシートを開封したときの、第一印象は、感動ものでした。既製品のような仕上がりでした。さっそく、シートを取り付けてみました。

シグナスXのフラットシート

シグナスXを真横から見たところ

いいですね。肝心の裏側の加工部分はこんな感じです。

シグナスXのフラットシート

ここは、さすがに手作りな感じがしていますが、使用上問題ないです。ただし、加工上、強度が落ちているので、タンデムは子供ぐらいにしておいてとのことでした。

着座位置を見ていきましょう。

通常の着座位置は、こんな感じですね。

シグナスXの通常の座り位置

いかにも窮屈ですね。足が全然、伸ばせません。

しかし、フラットシートの後ろの方に座ると、こんな感じです。

シグナスXの後ろ寄りの座り位置

こんなに伸ばせます。写真じゃ解りにくいかもしれませんが、ピーンと伸ばした状態です。イライラから解消されます。

今度は横から見てみましょう。まずは、通常の着座位置です。(後日撮影分)

シグナスX 座り位置 ノーマル

はい、やっぱり窮屈です。そして、フラットシートの後方に座るとこうなります。(後日撮影分)

シグナスX 座り位置 後方

まるで、ビッグスクーターに乗ったときのように足が伸ばせます。(乗ったことありませんが、、、)

低反発マットの効果は、私はありかなと感じました。メイン着座位置に座ると少し硬めなソファに座ったそうな感じを受けます。同じシグナスX乗りの友人も「なんかフカフカしている」と言っていました。

ここで、実際に座ったときの第一印象ですが、実は少し不満があったのです。フラットシートと言っていますが、座面が地面に対して完全に水平ではなく、タンデム部分に行くにつれて、すこし傾斜があります。そのため、メイン着座位置から後ろにお尻をずらすと、傾斜を感じます。それと、後ろの方に座れば座るほど、ハンドルから遠くなるため、体を「く」の字に曲げた感じが強いられます。しかし、人間の適応力とは恐ろしいもので、ずーっと乗り続けると少し不自然な姿勢を何も思わなくなりました。それが当たり前になってしまいました。後ろに座ると足つきが悪くなるので、むしろそちらの方が気になる次第です。そのため、走り出したら後ろにお尻を移動し、止まると前に移動するように乗っています。しかしこれも面倒になってきたので、もう最初から後ろに座り、止まっているときは、辛うじて、つま先立ちしています。ちなみに、私の身長は172cmです。

もう一点違和感があるのが、後ろ側に座ると、全体的な重心が後ろに移動しているせいか、バイクを傾けながら曲がると、後輪がステンと転ぶような感じを受けます。リヤトランクを付けているのも後押ししていそうです。この辺は仕方がないので、安全運転で曲がるようにしています。

まとめ

不満点も少しありますが、全体的には大変満足しています。足を伸ばせるということは、大変快適です。窮屈そうに足を曲げて乗っている人を見ると少し優越感を感じます。

2019年09月22日 追記

最近は、最初から「こぶ」を除去した加工シートも販売しているようですね。(↓)

YouTubeにご自分でこぶ除去のシート加工されている動画がありました。興味のある方は参考されてはいかがでしょうか。

お初動画 シグナスXのシート改造で大穴開けちゃいました 【motovlog】#33
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする