シグナスXの快適カスタム (駆動系編その11)

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(その10からの続き)

(その9からの続き) 前回(その9)、発進時のジャダー(振動)の原因がスライドピースと判明したので、 今回は面取りし...

前回(その10)の続きからいけば、クラッチスプリング を交換して検証しようと思っていたのですが、やはり僅かなジャダーがあるような気がして、消耗品を一新しようと思いました。

一新するにあたって、プーリーとランププレートは、純正から星野設計に戻すことにしました。クラッチ周りもKN企画のアッセンを、以前使用していた「センタースプリング3%アップ」と「弱めのクラッチスプリング(JOGの純正品)」の組み合わせに戻しました。

Vベルトが走行距離が少ないにも関わらず、以下のように謎のエッジ摩耗があったので、これも新品に変えることにしました。

Vベルト

但し、純正品を用意できなかったので、2りんかんでDAYTONA製の強化Vベルトを用意しました。

ウエイトローラーの重さですが、以前の検証の続きからいけば、7g+10gの組わせからの続きだったのですが、思い切って以下のサイトを参考にすることにしました。

星野設計 エクストリーム・ローズ ハイスピードプーリー

星野設計さんに直接、セッティングの相談をしたそうで、9g+12gの組み合わせで純正ボスワッシャーの取り外しを奨められたそうです。結果「信号待ちからのスタートで鋭い加速をするようになったと思います。」とのことです。

これにあやかろうと思い、今回は9g+12gの組み合わせで純正ボスワッシャーの取り外しを採用することにしました。

ウエイトローラーも新しくしようかと思ったのですが、取り出したウエイトローラー9g×6個は片減りを起こしていなかったので、3個はそのまま使用することにしました。12g×3個も片減りしていない使用済のストックがあったので再利用することにしました。

最後にスライドピースについてですが、以前「星野設計のプーリーを使用するならスライドピースの面取りもした方がよい」と助言をくださった方がおられましたしたので、今回採用しました。

指摘されていたのは以下です。

プーリーとノーマルスライドピース

スライドピースとプーリーとの接触面に僅かな隙間があります。そこで以下のようにエッジの部分を面取りしました。

ノーマルスライドピースと面取りしたスライドピース

左が面取りする前で、右が面取りした後です。面取りに関して参考にしたサイトに、ヤスリで削るよりもカッターナイフで削った方が早いと記述されていたので同じようにしてみました。

大変さを伝えたいのですが、実は私がやったのではなく、工作の得意な同僚にしてもらいました。「結構、疲れた」と言っていました。

苦労して?面取りしたスライドピースを、プーリーに当てがってみると、以下のように隙間がなくなりました。

以上、今回のセッティングまとめますと以下になります。

  • 星野設計製プーリー(エクストリームローズ)
  • 星野設計製ランププレート
  • センタースプリング3%アップ
  • 弱めのクラッチスプリング(JOGの純正品)
  • 9g+12gの組み合わせのウエイトローラー
  • 面取りしたスライドピース

組み込んだ結果ですが、良いような悪いような感じです。追い求めているドンっとしたスタートダッシュは、今回もありませんでした。参考にしたサイトの情報では良さそうに思ったのですが、クラッチの繋がりを早くするために採用した「弱めのクラッチスプリング(JOGの純正品)」が仇となっているのかもしれません。

数値的に述べれば、6000回転まで駆け上がった後、5500回転まで下がります。この区間がギクシャクした感じで加速の谷になります。その後は、総重量を以前より重めにしていますので、最高速は以前より出るようになりました。

「ドンっとしたスタートダッシュ」と「谷のない加速」は中々得られませんね。

次は、思い切ってウエイトローラーの重さの差を6gとかにしてみようかと思っています。

(その12へ続く)

(その11からの続き) 前回(その11)は4月末で、9g+12gの組み合わせのウエイトローラーを使用してイマイチの結...
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