シグナスXの快適カスタム (駆動系編その12)

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(その11からの続き)

(その10からの続き) 前回(その10)の続きからいけば、クラッチスプリング を交換して検証しようと思っていたのです...

前回(その11)は4月末で、9g+12gの組み合わせのウエイトローラーを使用してイマイチの結果でした。(というか、ずっとイマイチなんですが、、、)

あれから、5月末と6月末に、それぞれウエイトローラーを変えてみました。以下を試しました。

交換時期ウエイトローラーの重さ
4月末9g+12g
5月末6g+12g
6月末5g+13g

①は、⓪から軽い方を3gずつ下げて、2種類の重さの差としては6gです。おそらく「かなりギクシャクした加速になるのかな」と想像していたのですが、「意外に悪くないかも」と感じました。スタートダッシュ時のタコメーターの動きを記録していなかったので、あまり覚えていないのですが、⓪の時点から全体的に軽くなったので、スタートがよくなった気がしています。しかし、全体的に満足した訳ではありません。

②では、さらに2種類の重さの差を検証してみました。5g+13gの8g差です。全体の重さは変わらないので、純粋に差が広がったときの効果を知ることができます。結果は、①よりも悪い印象でした。アクセルを捻ると「ドンとしたスタートダッシュはない」がクラッチが早く繋がるので、 力強さはないですが出だしのタイムラグはなく加速はしていきます。タコメーターの動きは1800回転(アイドリング)→5000回転→7000回転→5000回転となって(ここまで約2秒)、ここからジワリジワリ加速の谷が続きます。パワーバンド内に入ると、割とキビキビ、アクセルの動きに反応しますが、一旦、速度が20km/hぐらいまで落ちると、パワーバンド内に戻るまで、ダラダラした加速の谷の症状が発生します。

この2つの体感(①と②)より、出だしがよくなった理由と思われる軽い方は5gか6gにして、加速の谷の要因となっているかもしれない重い方を8gか9gにしてみたらどうかと思いました。次回はそれを試してみようと思います。

最後に、スライドピースについて試したことを記載しておきます。

①で割と早めにウエイトローラーを交換した訳は、再びスタート時のガタガタとするジャダーが若干気になったからです。スライドピースをチェックすると、ランププレートに挿すと少しスカスカ状態なっていました。そこで、なんとか固定できないかと考えはじめました。一時は、瞬間接着剤で引っ付けてしまおうとまで思いましたが、さすがにやりすぎかなと思い却下しました。で考えた結果、ランププレートとスライドピースの隙間に何かを挟もうと考えて、 ランププレートの淵にビニールテープを貼ってみました。

ランププレート

しかし、これは失敗で、スライドピースを挿すとビニールテープが厚いせいか、ビニールテープがひしゃげてしまいました。①のときは、諦めてそのまま元に戻しました。完全なスカスカ状態ではなかったのとウエイトローラーを新しくしたので、しばらくはジャダーも発生せず乗ることができました。しかし、2週間もすれば、やはりジャダーが出だしました。

故に、再び割と早い段階で②の整備を迎えることになりました。②のときにスライドピースをチェックすると、今度は完全にスカスカ状態になっていました。何か対策と考えて思いついたのが、「ビニールテープが厚ければ、もっと薄いテープを貼ればいい」と気が付き、セロハンテープを貼ることにしました。前回同様にランププレートの淵にセロハンテープを貼ってスライドピースを挿してみましたが、なんとまだスカスカでした。前回よりもテープが薄くなっているのと、スライドピースの溝が広がっているからでしょう。よって、もう1枚セロハンテープを重ねて貼ってみました。先ほどよりスカスカ感が軽減されました。さらにもう1枚貼り付けて3重にしてみました。今度はがっちり固定することに成功しました。

ランププレート

試乗した結果、ジャダーは解消されていました。3週間乗っていますが、今のところ、まだジャダーは出ていません。これからは、この手法でスライドピースの固定をしていこうと思いました。

(その13へ続く)

(その12からの続き) 前回(その12)は6月末で、5g+13gの組み合わせのウエイトローラーで終わっていました。...
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