DAYTONA ホットグリップ 巻きタイプ イージー USB のレビュー

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毎年、冬がやってきて思うことがあります。それは、グリップヒーターを導入しようかと迷うことです。躊躇する理由は「今さら」です。現在乗っているシグナスX (国内3型)は、乗り出してから5年以上経っており、走行距離も68000Kmを超えています。エンジン音も大きくなってきており、あちこちガタが来ている状態だと思います。いつ乗り換えてもいいような中古車に、今さらグリップヒーターを取り付けるのが、なんだがもったいなく感じているのが躊躇の理由です。今から思えば、新車購入時に取り付けるのが一番よかったのだろうと感じています。

そんな中、昨年11月頃に2りんかんに行ってみたところ、案の定グリップヒーターがたくさん展示されていました。その中に、ハンドルに巻き付けるタイプの簡易的なグリップヒーターが目に留まりました。数年前、初めて見たときに「お手軽でいいかも!」と思ったのですが、電源の確保がシガーソケットになっていたので導入をスルーしました。というのも、私のシグナスXには、USBソケット端子は導入していたのですが、シガーソケット端子を導入していなかったからです。新車購入したときに、必ず電源ソケット端子を付けるようにしているのですが、「どうせUSBソケット端子しか使わないだろう」と思い切ってシガーソケット端子を導入しませんでした。

故に、簡易グリップヒーターの導入を見送っていたのですが、今シーズンに見た
簡易グリップヒーターにはUSB電源端子のものがありました。その商品が以下です。

名前は「DAYTONA ホットグリップ イージー USB」(品番:98571)、価格は定価 5,400円でした。値段も安く、取り付けも簡単だったので、初導入には打って付けだったのですが、迷った理由が、簡易的であるため温度調節がないことです。やはり、簡易的なので劣った印象を受けました。

ありがたいことに、店内にシガーソケット版の実演サンプルが置いてありました。握ってみたのですが、素手で握れるほどの熱さで正直頼りなく感じました。他の本格的な商品は、手で触れないような熱さでした。とりあえず購入は見送ることにしました。

家に帰ってレビューを色々見たところ、値段相応な感じの印象でした。しかし、とあるブログでなかなかの人気商品であることが判明しました。しかも、今シーズンのメーカー在庫も無いとのことらしいです。そうなれば、逆に欲しくなりました。簡易的に導入できるのは、この商品しかないためです。しかも、2りんかんの10%OFF期間だったので、購入するなら今が一番いいと思いました。尚且つ、その商品だけ何故か商品単体で10%OFFになっていたので、今なら20%OFFで購入できることになります。

購入意思を固め、後日再び2りんかんにいくと、なんと売り切れていました。そう言えば前回見たときに、シガーソケット版はたくさん在庫があったのですが、USB版は2個しかありませんでした。やはり買っておくべきでした。どうやら在庫薄の噂は本当だったようです。

こうなると、ますます欲しくなり、翌日別の2りんかんに行きました。なんと、ここでもシガーソケット版はありますが、USB版は置いていませんでした。諦めて帰ろうとしたのですが、もう一度しっかり確認しようとぶら下っているシガーソケット版の一番奥を見ると、1つだけUSB版がぶら下っていました。さすがに、店舗が違うため商品単体の10%OFFはされていませんでしたが、迷わず購入しました。

ようやく手に入れた商品が以下です。

DAYTONA ホットグリップ イージー USB

中身が以下です。

早速、取り付けました。

以下、右ハンドルの設置状態です。ケーブルが余るので、ミラーの根本で1巻きして、長さの調節をさせています。

以下、左ハンドルの設置状態です。 こちらも、ミラーの根本で1巻きさせています。

そして、左右の「ヒートシート」と「USBプラグ」をメーター下部での辺りで接続させました。

接続端子は、以下のように端子になっています。ギボシ端子というらしいです。差し込むだけの簡単接続になっています。端子が透明のゴムキャップで覆われるようになっています。簡単に取り外すこともできます。

そしてUSBプラグをインナーポケット内のUSB電源端子と接続しています。(分かりにくくて、すみません。)

接続が完了し、USBプラグの横にあるスイッチをONにしました。赤いランプが付くことを確認しました。

片付けが終わり、再度メインキーをONにしたのですが、赤いランプが付きませんでした。いきなり故障のようです。参りました。

しかし、それは間違いでした。試しにモバイルバッテリーを取り付けると、温まりました。この時点で、バイクに取り付けていた電源ソケット内で過電流が発生しヒューズが切れたと想定しました。説明書をよく読まなかったのですが、このグリップヒーターの商品は5V-2.1Aを必要としていました。一方、電源ソケット は5年以上前の商品であり、5V-2.1Aに対応できる能力が備わっていませんでした。

故に、電源ソケットを交換する羽目になりました。
以前より、とある理由で電源ソケットを交換したいと思っていたので、いい機会になりました。選んだ電源ソケットのレビューは以下に紹介しておきます。

上記の記事で「グリップヒーターの導入」について記載しているのですが、導入時に電源ソケットが故障したので、買い替えることにしまし...

電源ソケットを交換するまでは、モバイルバッテリーで「ホットグリップ」を使用していました。この点でもUSB端子の商品は便利ですね。

感想

いよいよ、肝心のホットグリップのレビューとなります。商品説明を見ると電源を入れると、15分で最高温度の65℃に到着するようです。実際の時間推移もそのような感じです。その65℃の状態が素手で握れる熱さです。「ぬるい」、「ぬくい」、「あつい」で表現すると、「ぬくい」が適切かと思います。

今度はグローブをはめての感想です。正直、手で握れるほどの温もりなので、グローブ内に温かさは伝わってこないのではないかと期待していなかったのですが十分温かったです。むしろ、普通の寒さなら、熱いくらいです。というのも、グローブ内の素材が暖められて、アツアツになる印象です。私は、RS TAICHIの電熱グローブe-HEATを使用しているので、グローブ内で発熱すると温かさをキープする素材が使用されているのかもしれません。故に、もう少し、下の温度に設定できる温度調整が欲しいくらいに感じました。

不便に感じる点は、先に述べた温度調節ができないことと、ON/OFFスイッチの付いているUSBプラグが、私の場合はインナーポケット内にあるため、ON/OFFするためには、インナーポケットに手を伸ばさないといけないことです。しかも、大きなグローブをしているので、小さなON/OFFスイッチを操作するには、グローブを外さないといけませんので、気軽にON/OFFの切り替えはできません。

その他、ギボシ端子の配線が細いためケーブルの耐久性が少し心配ですが、今のところ問題なく使用できています。雨で何回か濡れていますが、こちらも大丈夫のようです。

使い勝手の面では、やはり本格的な商品と比べると劣りますが、安価に気軽に導入ができることを考えると導入してよかったと感じました。グリップヒーターの入門商品と考えると十分価値があると感じました。

まとめ

  • 手で握れる温かさなので、 熱くないかと思いきや温かい。 むしろ熱いぐらいであった。
  • やはり、温度調節ができる機能があればよかった。
  • しかし、簡易導入や入門としては十分な機能と言える。価格が安いのもよいと言える。
  • 接続する電源ソケットには、5V-2.1Aに対応しているか、調べておくことが必要。
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